Works業務内容
サムライカーボンズ株式会社は独自技術で廃タイヤから高品質な再生カーボンブラック「rCB」を生産、販売しているリサイクルベンチャー企業です。
私たちは使用済みタイヤ(廃タイヤ)を原料として、再生カーボンブラック、再生油、鉄鋼およびガスをリサイクル回収しています。これらは独自技術で精製し、高品質の原料製品であり、多くの製造メーカーで、商品をより安価に置き換えることができます。私たちの再生カーボンブラック(rCB)はグリーンで、より持続可能であり、世界のカーボンフットプリントを確実に改善します。
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私たちサムライカーボンズは、
サムライカーボンズ㈱のビジョン
1.私たちは、カーボンニュートラルに向けた製造業の変革(Game change) を加速させます。
2.私たちは、持続可能な資源の循環を「うたい文句では無く」本気で目指しております。
3.私たちは、廃タイヤ循環リサイクル事業のプラントを国内合計43ヵ所を設置を目標としております。
業界の将来は、サーキュラーエコノミー製造モデルの採用にあると私たちは信じています。CO2排出量を大幅に削減する方法の1つは、製造業でリサイクル資源の使用を増やすことです。
私たちの事業は、廃タイヤからカーボンブラック原料にリサイクルすることにより、循環社会を創り、また、クライアント企業様はサプライチェーンを短縮し、より透明性が高く、地産地消、地域内で原料調達する仕組みを創ることにより、経済性向上、CO2削減、環境負荷低減、リスク低減となります。
■私たちの業務内容
①.精密熱分解プラント設備フルターンキー販売事業
廃タイヤ精密熱分解プラントの販売、許認可取得、開発、建設を行ないます。また導入前の資金調達サポート業務も行ないます。(フルターンキーとは、製品をすぐに稼働できる状態で顧客に納品すること。)
②.再生カーボンブラック(rCB)生産、販売事業
廃タイヤ精密熱分解プラントで再生カーボンブラックを生産し、販売致します。また、設備購入業者に対して、カーボンブラックの出口買取りを致します。
③.O&M運営保守受託事業
運営、保守全ての代行受託業務を行ないます。メンテナンスを含めフルオペレーション委託承ります。
④.自社プラント運営事業
廃タイヤ精密熱分解プラントの自社運営。
■リサイクル率
持続可能な循環社会を創る!
私たちの持続可能性への取り組み
rCB(再生カーボンブラック)による二酸化炭素排出量の削減
現在、廃タイヤの再利用として埋め立てたり、燃やしたりしておりますが、私たちの事業は、炭化水素廃棄物である廃タイヤを分解して高品質なリサイクル原料を生産してます。
持続可能性は私たちの使命の中核です。
私たちの製品は、化石燃料由来の製品と比較して、二酸化炭素排出量が大幅に少ないことを誇りに思っています。
■石油由来の原料から、リサイクル由来の原料へ
私たちサムライカーボンズ㈱の目的は、廃タイヤ等の廃棄製品から高品質な原料を再生産して持続可能な製品の循環社会を創ることが最大の目的となります。
また持続可能な開発目標・SDGsの目標12「つくる責任 つかう責任」について、私たちは目標達成致します。
具体的に、サムライカーボンズ㈱では、独自技術の熱分解技術を使用して、使用済みタイヤ(廃タイヤ)高品質なカーボンブラックを精製し、メーカー企業へ原料供給を行ない、サーキュラーエコノミーの構想を促進し、石油由来の原材料の消費を削減します。
石油由来の原料から、リサイクル由来の原料を使用することで
非常に大量のCO2削減効果をもたらします。
■サーキュラーエコノミーとは
サーキュラーエコノミー(Circular Economy)とは、日本語訳で「循環型経済」。これまで経済活動のなかで廃棄されていた製品や原材料などを「資源」と考え、リサイクル・再利用などで活用し、資源を循環させる、新しい経済システムです。
サーキュラーエコノミー(循環型経済)では、消費された製品を資源としてリサイクルします。その循環は「資源の抽出→製造→消費→リサイクル・再利用(=資源の抽出)→製造」です。製造の段階からリサイクルや再利用がしやすい設計にすることで、廃棄物を最小限に抑え、新しい資源の利用も最小限にすることができます。
再生カーボンブラック(rCB)とは
まずはバージンカーボンブラック(vCB)とは
カーボンブラックとは、炭素主体の微粒子です。油やガスを不完全燃焼して製造されております。用途はゴム補強剤として、主にタイヤ用として大量に使用されております。また黒色顔料として高い着色力を示すため、印刷インキ・樹脂着色・塗料・トナーなど世の中、目に映る黒色のもの全ての分野で広く使用されております。
■カーボンブラックの用途
Q:バージンカーボンブラックと再生カーボンブラックの違いは何ですか?
A:バージンカーボンブラック(vCB)と再生カーボンブラック(rCB)は、製造方法が異なります。
vCBは主に、石油系から高レベルのCO 2を排出する炉プロセスで製造されますが、rCBは、CO2の生成量がはるかに少ないプロセスである熱分解を使用して、使用済みタイヤから抽出されます。
Q:御社のカーボンブラックはどちらのカーボンブラックですか?
A:私たちサムライカーボンズは、再生カーボンブラック(rCB)となり、使用済みタイヤから熱分解によって抽出されます。熱分解により、タイヤはrCBと石油、スチール、ガスに分解されます。
私たちの再生カーボンブラック(rCB)は、品質と取り扱いの基準を満たすようにさらに特殊な処理をされ、vCBの代替品としてサプライチェーンにきちんと適合致します。
Q:カーボンブラックのさまざまなグレード種類は何ですか?
A:カーボンブラックには数十種類の異なるグレードがあります。各グレードには、補強、非補強、半補強など、わずかに異なる特性と幅広い用途があります。
ほとんどのカーボンブラックゴムグレードは、N120やN234などの頭文字「N」で始まります。頭文字はゴムコンパウンドの硬化時間に関連しています。タイヤ生産でのvCBは一般的に、N330、N550、N650、N660、N772などのグレードで使用されます。
Q:rCBによる二酸化炭素排出量の削減はどれくらいですか?
A:vCB使用から再生カーボンブラック(rCB)に切り替えると、生成されるカーボンブラック1トンあたりのCO2排出量が80%以上削減されます。例えば、vCB生産のわずか10%がrCBに取って代わった場合、世界の年間CO2排出量は270万トンも削減されます。
●1トンの新品カーボンブラック(vCB)を生産するには、約1.5トンの化石資源(石油)と膨大な量の水が必要です。このバージンカーボンブラックの生産プロセスは、最大3トンの二酸化炭素を生成します。使用済み廃タイヤに含まれるカーボンブラックをリサイクルし、再生カーボンブラック(rCB)を使用することで膨大なCO2削減に貢献致します。
■私たちは、ご提案致します!
使用済みタイヤには、持続可能なリサイクルソリューションが必要です。サムライカーボンズ独自の熱分解技術により、カーボンブラック、鉄鋼、石油などの成分が回収されます。回収された原材料は、新しいタイヤやその他のさまざまな製品の製造に使用できます。
多くのゴムメーカー様は、vCBを使用して過剰な量のCO2排出を発生させるのではなく、再生カーボンブラック(rCB)を代替手段として、持続可能な循環社会を創るために、ご検討ください。
私たちの技術
信頼できる技術の歴史と根拠
私たちの廃タイヤ熱分解プラントの歴史は古く、第二次世界大戦の戦時中に松(マツ)の木から航空用の代替え燃料の松根油の抽出技術が基となっている技術となります。効率よく、オイル抽出を行ない、満遍なく熱が行き渡るように流体力学を取り入れた構造となっております。さらに残渣であるカーボンブラックの品質を上げ、精製しやすい状態を保つための精密な熱管理の技術を取り入れております。
■乾留式熱分解システム(DDPS)
英語表記:Dry Distillation Pyrolysis System
乾留式熱分解システムは、密閉式のカートリッジ容器内に使用済みの廃タイヤを投入して、外部バーナーから約300~400℃で過熱致します。乾留後、分離された炭化物をカーボンブラックの原料として回収し、加熱分解して発生するガスを冷却・凝縮させることによって油として回収できるシステムとなります。
その後、高品質な再生原料とするため、特殊な独自技術にて2次処理、3次処理の工程を行ないます。
■処理プロセス
①1次処理(油、カーボン、鉄線に分解)
a.廃タイヤを丸ごと直径約3mの釜(カートリッジ)に投入し、このカートリッジをその一回り大きいもう一つのカートリッジ(乾留装置)の中に入れ、2つのカートリッジを完全密閉し酸素を遮断、そして外側のカートリッジを外部バーナーで加熱する。
b.加熱によって、内側のカートリッジと外側のカートリッジの間の空気が熱せられ、空気に対流が起こる。この対流空気に廃タイヤを晒す。このように同装置は廃タイヤを直接熱しないで、高圧空気に晒すことが最大のポイントである。空気の温度は300℃~400℃である。
c.高圧空気によってタイヤはカートリッジの中で熱分解し、乾留ガスを発生する。加熱開始からガスが発生するまでおよそ3時間である。
d.発生した乾留ガスを冷却・濃縮することによって油が回収できる。またタイヤ残渣はそのままの形でカートリッジの底にカーボンとして残る。
e.回収した再生油の一部は乾留装置の加熱のために使用される。
②2次処理(カーボンと鉄線を分別)
磁選機を使用して、1次装置から出るタイヤ残渣から鉄線を選別する。
③3次処理(カーボンの粉砕、精製)
破砕機を使用してタイヤ残渣を粉砕し、その後、独自技術で不純物除去を行なう。
最終精製として粒子の大きさを一定にする。
熱分解設備のターンキー販売
廃タイヤ廃棄物を分解してリサイクルする施設をタ-ンキーで販売しています。
ターンキー契約とは、廃タイヤ熱分解プラントを購入者に完成した状態で引き渡すことで、顧客が鍵を回すだけで設備の稼動を開始できる状態で受領できる契約となります。
弊社は、設計(Engineering)、調達(Procurement)を行ない、弊社の提携会社のエンジニアリング会社が建設・試運転(Construction)を行なって購入者へ引き渡します。
サムライカーボンズでは、事業計画の立案から建設・運営オペレーション・保守まで全て対応致します。
私たちは仕入先・販売先・事業場所の用地をご用意しており、投資、資産運用として環境に貢献しながら利益率の高い事業をご検討ください。
プラント名 | SAMURAI-DDPS (乾留式熱分解炉:2基 その他付帯設備全て込み) |
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処理能力 | 廃タイヤ日産10.8t (バッチ1.8t×6回) |
内容積 | 5,200リットル (2,600L×2基) |
使用面積 | プラント総面積 1200㎡~1500㎡(付帯設備全て込み、建屋720㎡+ストックヤード) |
熱分解温度 | 約300~400℃ |
使用燃料 | 再生油 (本処理にて回収精製された再生オイルを循環利用します。) |
安全対策 | 安全器(湛水式逆流防止装置)逆止弁、温度計、圧力計、標準装備。 |
稼働日数 | 年間300日 |
人員数 | 常時2名 (3交代4チームで計8名) |
rCB生産量 | 再生カーボンブラック 3.78t/日 |
OIL生産量 | 再生油 3.24KL/日 |
その他 | 鉄スクラップ 1.62t/日 |
売上 | 年間 約1億5000万円 |
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原価&経費 | 年間 約9000万円 (人件費込、仕入原価込、その他経費込) |
総投資費用 | ※詳細はお問い合わせください。 |
※上記金額は、あくまでも概算となり、地域や現場の状況によって変動します。御見積もり致しますのでお問い合わせ下さい。
※建屋新設の場合となります。既存の建屋を予定の場合はお気軽にお問い合わせください。
■弊社の強み
1.仕入先(廃タイヤ)有ります。OK
2.販売先(出口) 有ります。OK
3.事業場所用地 有ります。OK
4.販売、設計、建設 致します。OK
5.運営代行、保守 致します。OK
私たちの行動規範
一流の技術、材料、革新的なソリューションを備えた私たちは、貴重な資源の回収と高品質な再生品の供給のため、CO2削減を「口先だけでは無く」本気で取り組むパートナーとしてお取引をさせて頂きます。
私たちの管理体制は、最も重要なリソースであるすべての従業員に高い要求を課しています。社内に大きな変化をもたらし、人々が働くことを楽しみ、良い力が内部から生み出されることにより、その価値観がお客様にも伝わると信じております。
私たちは、温室効果ガス(Co2)削減対策を本気で行ないます。
私たちは、思いやりと尊敬し合う雰囲気を社内で創ります。
私たちは、日本国内の法規制を遵守する責任ある会社です。
私たちはリサイクルプロセスのすべての段階で環境への影響を最小限に抑える責任があります。
私たちは使用済み廃タイヤ End of Life Tires(ELT)のみを使用しています。
私たちは使用済み廃タイヤの不法投棄を無くします。
私たちは、プラント設置場所地域の環境負荷軽減のため、下記の対策を致します。
【環境負荷】
臭気:密閉構造のため、処理物のガスは外気にまったく触れることがない為、臭気がほぼ発生しません。
煙気:処理物はガス化された後、冷却され液化されるため、煙はほぼ発生しません。対策として脱硝装置の導入。
騒音:装置が発する音はバーナーのファン音のみで騒音は少ない。対策として全て建屋内で囲う。
水:プラント内冷却水は循環再利用するので、施設からの工場排水・廃液等の放流はありません。対策としてプラント本体や油タンクの周囲には防油提を設け、工場内外の雨水の排水に関しても、施設全体の周辺に外溝をめぐらせて分離槽を通過させてから排出致します。
私たちの事業でリサイクル回収された再生カーボンブラック(rCB)と化石資源に由来する未使用のバージンカーボンブラック(vCB)のCO2フットプリントを比較すると、外部の第三者機関による分析により、私たちの製品によるCO2の影響が約80%少ないことがわかります。
私たちの考え方は、サプライヤー、機械メーカー、エンジニアリング会社、政府機関、および重要なその他のパートナーへ信頼と敬意を持って行動致します。
私たちの従業員は、利益相反が生じた場合、従業員は会社との利益相反の可能性のある内容があるかどうかを会社に通知する必要があります。次に、従業員の直属の上司が、解決策に決める責任を負います。
この行動規範は、職務や職位に関係なく、サムライカーボンズ㈱のすべての従業員に適用されます。すべてのマネージャーと指導的立場にある人は、規範の遵守を確保する責任があります。
【サムライカーボンズ株式会社 行動規範より抜粋】